会社設立に必ず必要になるものの一つに、印鑑があります。
印鑑と言っても、その用途により下記のような種類の印鑑が必要となります。
○会社代表印(会社実印)
法務局に印鑑登録するもの。個人で言うところの実印にあたる。
主に重要な契約書の締結、印鑑証明書の提出を求められる書類に押印する。
社名と「代表取締役之印」と言う印影が一般的である。
○会社銀行印
その名の通り、銀行の口座を開く際に必要になるもの。
社名と「銀行之印」と言う印影が一般的である。
○会社角印
これも契約書等に押印を求められた際に使用するが、会社実印を押印するほど重要ではない文書、請求書や領収書など、自分たちで作成した文書などに押印する。
会社によっては会社実印のみですべてを済ましてしまう会社もありますが、印鑑を紛失してしまった場合などのことを考えると、用途により出来るだけ分けて使用するべきでしょう。
実際にこれらの印鑑を作製する場合、ほとんどのハンコ屋で「会社設立セット」などの商品名で、3本まとめて作製することができます。
一番安い印鑑の素材でも、セットで1万円から1万5,000円と言うのが相場の様ですが、ネットで探すとセットで3,800円から作製してくれるハンコ屋もありますので、サービスや日程などを考慮して注文してみてください。
印鑑の発注から出来上がり、手元に届くまで2日〜5日ほど要しますが、早急に会社の設立を希望する場合には、まず代表者などの個人の実印を法務局に届けて設立登記申請をし、登記完了(申請から1週間程度)と同時に出来上がった会社実印を法務局に届けて印鑑証明書を発行してもらうと言う手段も可能ですので、会社設立をお急ぎの際はご相談ください。
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